事前に起こり得るリフォームトラブルを知っていればこそ、防止できるトラブルも増えます。
リフォーム工事は新築工事と違って、「リフォームの打合せ前には見えなかったけれど、実際工事を開始したらわかった」という予期せぬ事態が出てくることもあります。 以下のようなトラブルを想定して、リフォーム会社さんと共にリフォームしましょう。
(1)見えなかった部分の修理で予想外に工事費が増加、工期も延びてしまった。
家の土台はそのまま使用することになっていたが、いざ、床を剥いでみると、土台の木が腐っていたので、基礎工事をすることになった。
(2)リフォーム工事によって既存部分を傷めてしまった。
ハリや柱という家にとって大切な箇所を傷めてしまうこともあります。
こればかりは、リフォーム会社さんの配慮ですが、傷めてしまう可能性が最初からわかっていれば、養生などをどうするのか、事前に話し合いをしましょう。
(3)床暖房をしている部分のリフォーム工事で、床下給湯配管に釘を打って漏水した。
近年増えているトラブルです。床下配給管は見えません。図面だけではわかりづらいです。
(4)リフォーム工事自体の不具合。
屋根の葺き替え工事を頼んだら、かえって雨漏りが発生してしまった。など。
(5)マンション専有部分工事で、階下の居住者に迷惑をかけてしまった。
カーペットをフローリングに替えたら下階居住者から騒音の苦情が出た。など、マンションは想定していないトラブルがつきもの。鉄筋コンクリート住宅の音は、直下だけに伝わるわけではなく、四方に分散します。気を使う住居が多いのです。
事前に起こり得るリフォームトラブルを知っていればこそ、防止できるトラブルも増えます。